ここは古いページです。最新版はこちらをごらんください。

monne legui mooks
モンネ・ルギ・ムック
〒859-3711 長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
tel&fax 0956-85-8033
e-mail info@mooks.jp
営業時間12:00〜22:00
火・水曜日定休

« 5年間のありがとう | main | 10月15日(土曜日)2年ぶりに自家焙煎のコーヒーと「Afterhours」がやってきます!! »

秋の始まり 音楽と映像と美味しい素敵な夜を 

9月26日(月曜日) 19:00くらいからゆっくり始めます

「CINEMA dub MONKS と monne legui mooks 夜更けの灯 (酒と映画と鈴虫と物語のある音楽会)」


http://www.cinemadubmonks.jp/

毎日夕焼けがとてもきれいで
夕暮れから夜にかけて、すっかり秋の風が吹くようになりました


毎年この季節になると
これからやってくる、秋の、冬の、何とも言えない静かな時間の訪れを想像させて
夏が過ぎていく寂しさなんて、感じさせないくらい
凛と、とは違う、背すじをやさしくスッとさせてくれる気がします


とりわけ夜の静けさが
今の自分をすごくはっきりさせてくれるようで

この時期は夜が特別に贅沢


そんな、今しかないこの時期に
さらに皆さん一人ひとりの、「自分の時間」を贅沢に過ごしてほしく、ムックでそんな場をつくりました


CINEMA dub MONKS の映像と音楽と

たくさんのロウソクの灯の中

この日だけの世界のビールと料理を用意します(もちろんお酒以外もたくさんあります!)

そして会の始まりには彼らが選んだ映画の「予告編」をいくつか流します

映画を1本見る楽しさもありますが、こちらもお楽しみに


そして!今回は!!!

そんな気候のいいこの時期だからこそ!

お酒を飲みながらソファーなり椅子なり地べたなり、想い想いの自分の場所で
どっぷり楽しんでもらいたいので

宿泊場所もご用意してます(ムック徒歩1分)

寝具(ふとんや寝袋など)は各自の持ち込みでお願いしたいのですが、シャワー、バスもありますし
大きい家なので、人数も多くなってもゆっくりしてもらえると思います

夜をたっぷり楽しんで、ゆっくり休んでそこから出勤
とか、たまにはそんなことしても、いいんじゃないかと思っていますので


ぜひ、思いっきり楽しみに来てください!!

宿泊希望の方は把握しておきたいのであらかじめご連絡ください


気温も気持ち良く、鈴虫の鳴く静かな夜に 贅沢な空気、時間、そして美味しい夜を楽しみましょう!!

*******************************************************************************

2011年 9月26日(月)

「CINEMA dub MONKS と monne legui mooks 夜更けの灯 (酒と映画と鈴虫と物語のある音楽会)」


open :18:00
start :19:00くらい           
     
ticket :2500円(ワンドリンク付き)
     高校生以下無料(感性豊かな隣の高校生を連れてきてあげてください)

stay  :何と今回!
     お酒を飲んで楽しい夜にしてほしいので宿泊場所をご用意してます(ムック徒歩1分)
寝具がないので布団なり寝袋なり持ってきてください
     シャワーお風呂なり自由に使っていただけますが気持ち500円のカンパをお願いします
     泊まり希望の方は事前にご連絡ください

*******************************************************************************
 
monkslive.jpg


    
すごい空間をつくりだす2人なので
知らない人もぜひこの機会に   


*CINEMA dub MONKS* 

1999年沖縄にて、曽我大穂(flute,harp,tape?recorder,etc,,,)と、ジャズ・ベーシストのガンジー西垣を中心に結成。

“物語のある音楽”をテーマに、フルート、ウッドベース、ピアニカ、テープレコーダーなどの楽器を使い、
各地でフィールドレコーディングした音を絡ませた〈即興演奏〉からなる音と、〈情景〉を想起させるスライド映像により、
〈一本の映画〉のようなライヴ空間をつくりだす。
四度の欧州ツアーや、各地野外フェスティバル、ギャラリー、映画祭、に参加するなど、多数の観客を魅了。

また、【ハナレグミ】【二階堂和美】【おおはた雄一】【オオヤユウスケ】
など、様々なミュージシャンのレコーディングや、ライブサポートメンバーとしても活動している。

4年ぶりとなる 3rd Album『永遠と一日』は、ワダマコト (CaSSETTE CON-LOS) / 辻コースケ / 芳垣安洋 (ROVO) /
BOSE (スチャダラパー) / ハナレグミ / KOO (Black Bottom Brass Band) / 上運天淳市
(KINGDOM☆AFROCKS)らゲストを交えて描かれた抒情詩的短編集。

http://www.cinemadubmonks.jp/


ちょっと長いですが
クラムボンの原田郁子さんのコメントも
グッとくる雰囲気伝わる文章で好きなので紹介しておきます


2nd album "cinema,duo" ライナーノーツより

ダイホたちのライブをはじめて観たのは、
下北沢のちいさな店だった。

そこには、静かな興奮が集まって。
これから、なにかすごいことがはじまるぞ。
というヨカンに満ちていた。

そして、その日のライブの衝撃を
わたしは忘れることができない。
はじまりとともに。
真っ暗やみにされて。
わたしたちは、視界をうばわれた。
カラダごと、耳になって目になって・・・
なんだこれはー!

気が付いたら。
映像は、白いスクリーンをとっくにはみだして、
しらない女の子や男の子の背中やら顔にも。
大胆に、雨が降り注ぐ。

その光景は、今でも目の裏に
焼きついているんだけど。
まるで、目の前が映画だった。

だんだん静かになってゆく瞬間。
マイクで拾ったスピーカーの音が、
生音だけになる。

気配や息づかいやシルエットまで。
空気に触れて形をかえる。

つーんと耳をすます。
すると、だんだん空調の音が
フェードインしてくるのがわかる。

そのうちに、
誰かが鼻をすする音。
厨房の冷蔵庫のぶぅーんって音。
外を走る車の音。
自分の服がこすれる音まで。聴こえてくる。。。

そこにあるすべてが、音楽だった!
こんなことがあるんだあああ!!!!!
わたしは、ふるえた。

彼らは多くを語らない。
ひとつになろう。とか
みんな一緒に。とは言わない。

それぞれが、それぞれのままでいい。
だから、わたしたちは
だんだんひとりにかえってゆく。

それは確かに、映画をみるときと
ちょっと似ているかも。
でも、それよりさらに生々しくて
鼻をつくような人のにおいがする、、、
濃い時間だった。

あまりのことに。
ライブが終わったあと、わたしは抱きあった。
わあわあ言いながら、泣きそうになりながら、
そばに居た人たちと、抱きあった。
そして、ともに喜びあった。

シネマ。 ダブ。 セロニアス・モンク。

好きなモノを3つ。
バンド名にしたんだって。
この3つをぽーんと浮かべてみたら。
みんな 黙る。ということをよぉく知っていた。

沈黙。
次の言葉を待つ。ということ。
沈黙。
時に、しゃべるより雄弁になにかを語る。ということ。

それを音楽でやろうとする彼らは、
やはり、めちゃくちゃにかっこいい!!!

渋谷で、ライブ音源を録ると聴いて。
久しぶりに観にいくことにした。

はじまるまえ。
わたしは、友達や知り合いと
偶然会ったりしながら。
ビールを呑んでいたんだけど。
シネマダブモンクスのライブで会えた。ということは
なんだか、特別うれしいもんなんだ。

本番直前。
ダイホとガンジーさんと映像の石川さんが。
階段の上で打ち合わせをしていた。

なんて言ってるのかは、聞こえないけど。
3人が話してる姿が。
なんだか、写真に撮りたいくらいよくて。
しばらく、ぼーっと眺めていた。

きっと、またあたらしい音が
聴こえるにちがいない。
今日の音が、これから鳴るんだろう。

ほろ酔いで、彼らがはじめるのを、
待っている。
でも。
誰もせかす人はいないから。
みんな、それぞれにくつろぎながら。
その時が来るのをゆっくりと待っている。


*原田郁子 *


trackback

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.mooks.jp/mt/mt-tb.cgi/88

page up